
最近、言葉ノートに新しく書いた言葉は、これひとつだけです。

「経緯を無視して今を語るな」
この言葉を聞いたとき、強く心に響きました。
すぐに理解できたわけではないのに、
なぜか胸の奥に残って、離れませんでした。
この言葉は、RPGゲーム
『テイルズ オブ アライズ』に登場するキャラクター、ジルファのセリフです。
差別する側と、差別される側がはっきりと分かれている世界の中で、
ジルファは、相手を対等な存在として見ようとします。
彼の言葉はどれも軽くなく、ひとつひとつが心にずっしりと響きます。
「経緯を無視して今を語るな」という言葉は、
自分に向けても、
そして他人に向けても、
どちらにも当てはまる言葉です。
私はつい、今の状況だけを見て
「まだ足りない」「思ったほど進んでいない」と
自分を評価してしまうことがあります。
同時に、
他人に対しても、今見えている部分だけで
判断してしまいそうになることがあります。
でも本当は、
その人がそこに至るまでの時間や選択、
迷いや葛藤が、必ずあったはずです。
それを知らないまま、
今だけを切り取って語ることは、
自分にも、相手にも、少し厳しすぎるのかもしれません。
だからこの言葉を、ノートに書きました。
自分を責めるためでも、
誰かを裁くためでもなく、
一度立ち止まるために。
評価を急ぎそうになったとき、
結論を出しそうになったとき、
この言葉を思い出したいと思ったからです。
言葉ノートは、
考えを整理するための場所でもあり、
気持ちを落ち着かせる場所でもあります。
今の自分にも、
目の前の誰かにも、
少しだけやさしくなれるように。
今日はこの言葉を読み返しながら、
経緯を大切にする視点を、忘れずにいたいと思います。